HSPの気質により、仕事で苦労をしている人も多いのではないでしょうか。
そこで自分を責めてしまったり、自信を失ったりすることもあるでしょう。
人にはできて当たり前のことが、どうして自分にはできないの
こんな簡単なことでもミスをして、同僚に迷惑をかけてしまう
落ち込んでしまいますよね。
しかし「〇〇のときは××したらいい」と、ある程度わかっていたら対処もできるし、気持ちも楽になると思いませんか?
今回は仕事をしていく上でよくある困り事と、対処法をご紹介します。
電話が苦手
HSPさんは電話が苦手です。次のような理由があるからです。
- 相手の顔が見えない
- 声色で相手の気持ちを色々想像してしまい、内容が頭に入らない
- 出なくてもいい電話は出ない
- 出る前に深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。
- 電話に出るときは、ゆっくりと話す。
早口で聞き取れないけど、二回以上は聞けない。
など、電話が苦手なHSPさんはとても多いようです。
真面目なHSPさんですから、電話がかかってきたら「出なくちゃ」と率先して受話器をとりがちです。
しかし他にも出られる人がいるのなら、3回に1回位は人にお任せしてしまいましょう。
電話に出る場合も、急いでで受話器を取る必要はありません。
ベルの音3回までなら大丈夫。
電話に出る前に大きく深呼吸をしましょう。
その一つの動作で、ずいぶん気持ちが落ち着くはずです。
そして最初の一言目はゆっくりと話します。
相手をこちらのペースに巻き込むつもりで。
私も事務員で働いていた頃、電話に出るのが辛くて辛くてたまりませんでした。
この対処法を実践して、なんとか落ち着いて電話に出られるようになりました。
今でも電話の音は苦手ですが、だいぶ楽になったものです。
人の機嫌が悪いときは、自分が原因なのでは…と思う
- 人の機嫌はその人の行いのせい。自分は関係ないと思う
- 相手と自分の間に境界線をひく
- どうしても自分のせいかと気になって仕方ないのなら、相手に確認をする
これもHSPさんあるあるですが、実際はほぼ100%自分には関係ないものです。
こんな風に心配になってしまうんですよね。
上司のエンターキーを押す音がいつもより大きい。私が何かミスをしたのだわ
でも多くの場合は家を出る前に奥さんと喧嘩したとか、バナナの皮を踏んで滑ったとか、あなたに関係のないことなんですよ。
相手の機嫌に振り回されそうなときは、相手との間に見えない境界線をひくことをおすすめします。
人は人。
自分は自分のテリトリーを守るのです。
むやみやたらに人のテリトリーの中に入って行かない。
それをするだけで、相手の行動が気にならなくなります。
それでも…どうしても気になって仕方ない場合は、思い切って聞いちゃいましょう。
自分に関係ないことが確認できれば安心できますし、もし自分が原因なら対処すればいいだけのことです。
人が叱られていると、自分も叱られているような気持ちになる
- 席を外す
- 他の人に話しかける
- 自分と叱られている人の間に境界線をひく
まずは怒鳴り声が聞こえないところへ避難しましょう。
まるで自分が叱られているような感覚に陥っているので、そうではないということを確かめるためにも効果的です。
トイレへ行くフリでもいいでしょう。
席を立てないのであれば、周りの人に話しかけて会話に集中します。
叱られている場面から意識を外します。
他にすることがないと、意図していなくても耳ダンボになり、叱られている場面に集中してしまいがちです。
人は人、自分は自分です。
人が叱られているのを見るのは辛いことですが、それを全て自分として見てしまうと心が持ちません。
人との間に境界線をひきましょう。
一度に複数の業務を進行できない
- 優先順位をつけて、一つずつこなしていく。
- 一つの作業開始ごとに深呼吸をするなど、自分の気持ちを落ち着かせる。
- あらかじめ自分ができる仕事量を知っておく。
HSPさんはマルチタスクが苦手です。
たくさんの仕事を引き受けた場合、優先順位をつけてから一つずつ片付けていきましょう。
つい焦りがちですが、ここは心を落ち着かせて。
一つの仕事に集中して、他の仕事には手を付けない方がよいでしょう。
あっちにもこっちにも意識が飛ぶと、まったく集中できなくなるからです。
また、あらかじめ自分の一度に引き受けられる仕事量を把握しておくと安心です。
「これ以上は無理」となったら、断るとか他の人に頼むようにしましょう。
断りづらい気質ではありますが、無責任に引き受けても誰も得をしません。
【まとめ】HSPが仕事で困ることは、対処法でなんとかなる!
- 人間関係による困りごとは、相手との境界線をひく
- 気持ちを落ち着かせるために時間をとる
- 業務は焦らず、落ち着いて行う
HSPさんは職場の人間関係がよければ、仕事の悩みの8割はなくなります。
まず人との間に見えない境界線を引きましょう。
相手に振り回される必要はありません。
自分のペースで、落ち着いて仕事をしていきましょう。
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