HSCとは「Highly Sensitive Child」の略で、人一倍敏感な子のことを言います。
- 人よりも人の気持ちに対して敏感だ
- ほんの些細な変化によく気がつく
- ストレスを感じやすい
などの特徴があります。
HSCの気質を持って大人になるとHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれます。
HSPについてはこちら↓
HSCは非HSCの子どもと比べると感受性が強く、学校などの集団ではストレスを感じやすいようです。
実は、私の子ども(長男)はHSCです。
HSPの母とHSCの長男。
長男は現在小4で、スマイルゼミという通信教育に取り組んでいます。
そんなHSCの長男が始めたスマイルゼミが、果たして子どもに合っているのか?
1年使ったところで検証してみようと思います。
入会しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
スマイルゼミについて
スマイルゼミはタブレットを使用して、勉強をする通信教育です。
wi-fiをつないで、教材をダウンロードします。
月末になると来月の講座がタブレットにダウンロードされて、学習内容が更新されていきます。
対処年齢や費用は以下の通りです。
対象年齢は?
スマイルゼミには以下のコースがあります。
- 幼児コース
・年中
・年長 - 小学生コース
小学1年生〜小学6年生 - 中学生コース
中学1年生〜中学3年生
費用はいくらかかるの?
毎月の支払い
学年や標準クラスor発展クラスで会費は変わります。
またオプションを付けたり、支払の方法でも金額が変わります。
公式サイトでシミュレーションできますので、こちらからどうぞ。
会費シミュレーション
タブレットあんしんサポート
引用:スマイルゼミ/会費のご案内
安心タブレット保証とは毎月300円払うことで故障した時の費用を安くするための保証です。
タブレットあんしんサポートに加入していないと修理交換費用が39,800円かかりますが、加入していれば6,000円でできます。
スマイルゼミのメリット
スマイルゼミをやってみてよかったことは以下の通りです。
- ゲーム感覚でできる
- 紙じゃないのでかさばらない
- 勉強を頑張るほどポイントがもらえる
- 学校を休んでも自分で勉強ができる
- どれだけ学習したのかがわかる
ゲーム感覚でできる
スマイルゼミはタブレット教材なので、勉強もゲーム感覚でできます。
紙の教材だと学校と同じなので、どうも苦手意識があるようです。
スマホやタブレットに興味のある現代っ子。自分専用のタブレットとして使えるのが嬉しいみたい。
計算ドリルなどは遊び感覚でできるように工夫されているので、飽きずにやっています。
紙じゃないのでかさばらない
全てタブレットの中で完結するので紙のテキストのようにかさばることはありません。
テキスト類を自分で保管し管理できればいいのですが、大らかな我が子には難しかったようです…。
スマイルゼミは毎月の教材が増えても持ち物は増えません。
タブレットがあれば教材をなくすことはないので、タブレットの置き場所を決めておけば紛失の心配はありません。
以前通っていた公文のプリントは山のように積み上がっています。
プリント類はもちろん頑張った証となるのですが、どうしても場所をとってしまいます。
スマイルゼミはかさばらないので、保管の場所が要りません。
勉強を頑張るほどポイント(スター)がもらえる
毎日更新される「今日のミッション」の学習を終えると、「スター」という名のポイントがもらえます。
スターはタブレット内のお金のような役割があり、アバターの装飾やゲームの購入に使えます。
これを目当てに頑張っているようなものかもしれません。
ゲームのやりすぎが心配な場合は、保護者側で時間を設定できますので利用してみましょう。
学校を休んでも自分で勉強ができる
HSCの長男は、時々学校に行けなくなることがあります。
そんな時”勉強が遅れたらどうしよう”と不安になりがちでしたが、スマイルゼミを始めてからは自宅で学習できています。
本人も「これがあるからいいよね」と午前中は頑張って取り組んでいます。
どれだけ学習したのかがわかる
みまもるネットという、勉強の成果を報告してくれる機能がついています。
アプリをダウンロードすれば使えるので、便利です。
またメール機能もついているので、子どもとメールのやりとりもできます。
長男はローマ字が苦手で学習も兼ねて、送るメールはほぼローマ字にしたこともありました。
「今日のミッション」の内容は基本的にスマイルゼミが決めるのですが、親が設定できる機能もついています。
子どもの苦手なところを克服したいから算数とか、理科が得意だから今日のミッションにしてやる気につなげよう、と目的に合わせて勉強する範囲が決められるのはいいですね。
また「今日はこれだけ勉強をした」と毎日報告してくれるわけではないので(聞いても言わないときも多々ある男子)、勉強成果がわかるこのアプリは重宝しています。
スマイルゼミのデメリット
画面が割れてガラスの破片が飛ぶ危険がある
一度タブレットを机の高さから落としてしまい、画面を割ってしまいました。
(あんしんサポートに入っていたことを、心から褒めた一瞬でした)
その時に細かいガラス破片が床に飛び散り、掃除がとても大変でした。
掃除機をかけて水拭きを3回したにも関わらず、母の足に小さなガラス破片が刺さってしまったのです。
子どもの足でなくてよかった…と思いましたが、痛いものは痛い。
縦に落ちて衝撃が加わると、画面が割れやすいようですね。
保護フィルムを貼っておくべきでした…。
今はこちらの保護フィルムを貼っています。
ブルーライトをカットしてくれて、少しペンが引っかかるのでつるつる滑ることなく書けるようです。
スマイルゼミ用 ペーパーライク 保護フィルム ブルーライトカット スマイルタブレット3/3R 対応 反射低減 アンチグレア フィルム(S3 B)【6月より貼りやすさ改善済】 価格:1,390円 |
タッチペンをなくしやすい
学習やゲームで使うタッチペンを紛失しやすいというデメリットがあります。
スマイルゼミのカバーにタッチペンを差し込むところも作られているのですが、小学生男子は毎回丁寧にしまうなんてことはしないからです。
5歳の次男もゲームをやりたがり、兄と親のスキを狙ってタッチペンを持ち出すことも。
一度おもちゃ箱の中に入れてしまい、家族総出で探しました。
それ以来100均で購入したマスクのゴムを括り付けて、なくさないようにしました。
視力が心配
集中していると画面に顔を近づけていることがあるので、視力低下につながるのではないかと心配しています。
一度画面を割っているのでUVカットのシートを貼ってはいるのですが、声をかけないとどんどん顔を近づけてしまうからです。
ちなみに公式サイトでは
目が悪くなる(近視化)一番の原因は、近くのもの(30cm以内)を長時間見つめ続けること。それは、紙であろうが、タブレットであろうが同じです
通常、手元にはピントが合いづらいのですが、長時間近距離作業が続くと、体が合うように眼球の形を変えてしまいます。 そして一度変形した眼球は、元には戻りません。これが近視化です。
視力を悪化させないために重要なのは、目を休ませること。また、見ている対象と環境光のコントラストが強いと、目が疲れやすくなります。
引用:スマイルゼミ/タブレットは目が悪くなる?
とあります。
「近づけすぎず、時間を区切って、時々休ませましょう」ということですね。
ゲームに集中すると、20センチくらいのところに顔を近づけているので声をかけています。
やらせっぱなしではなく、親も時々気に掛ける必要があります。
またタブレットの画面は明るさが環境光に合わせて変わりません。回りよりも画面がちょっと明るすぎるかなと思ったら、自分で輝度を調節する必要があります。
暗いところで電源をつけると眩しすぎる…なんてことも。
昨年の視力検査は右A左Cでしたが、今年は右C左Cになりました。
原因はNintendo Switchのゲームやスマイルゼミを近くで見続けていることが原因かと思われます。
夕方でも電気を付けずにのぞきこんでいることがあるので、こまめに声をかけるべきでした。
HSCの子どもにスマイルゼミはおすすめできる?できない?
結論として、私はスマイルゼミをおすすめします。
HSCの子どもは騒がしい環境の中では勉強に集中できなかったり、人と比べて点数が悪いと落ち込んだり(自己肯定感が下がってしまう)します。
学校の勉強だけではなく自宅でも安心して学習できるよう、スマイルゼミを一つの選択肢として選びました。
実際にやってみて、本人も楽しく取り組めているようなので、何よりです。
我が家の長男は家が大好きです。
一番居心地がよくて安心できる場所で勉強ができるのは、大きなメリットではないでしょうか。
残念ながら不登校になった場合、母はうまく勉強を教えられません。
でもスマイルゼミは教科書に沿って教えてくれます。
スマイルゼミはHSCの子どもにこそ、おすすめできる教材だと思います。
お子さんがHSCで、スマイルゼミをさせてみようかと悩んでいるママやパパに、今回の記事を参考にしてもらえたら嬉しいですね。
我が家は無料の資料請求をして、じっくりと子どもと話し合ってからスマイルゼミをやるかどうかを決めました。
資料の中には紙で作られた、タブレット風のおもちゃが入っていました。
サイトを見るだけではわからないことも多いので、おもちゃを使って実際に使うイメージができたのはよかったかなと思いました。
無料資料請求はこちらまでどうぞ~↓
追記(R2.12/27):コロナの影響で冬休みが短くなり、宿題が例年よりも少なくなっています。
時々「スマイルゼミは面倒くさい」と言いながらも、プログラミングの新しい講座も加わった教材を、楽しく使っています。
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