Webライターを始めたいのだけど、いい勉強法はあるかな?
Webライターになったけど、何から勉強したらいいかわからない。
どんなスキルが必要なの?
このようにお困りではないでしょうか?
Webライターになるのは誰でもできますが、クライアントや読者のニーズに応えた記事を書くためには勉強が必要です。
そこで今回はWebライターとして、最低限知っておくべき知識や、必要なスキル。そして勉強方法を紹介します。
- Webライターを初めて間もない人
- ライティングの勉強の仕方がわからない人
- 勉強をして文字単価を上げたい人
ぜひこの記事を参考にして、Webライティングの勉強を頑張ってくださいね。
Webライティングで必要な知識やスキル
ライティングをするには知識やスキルが不可欠です。
知識やスキルがないと、クライアントや読者の納得がいく文章が書けないからです。
具体的には以下の5つ。
- 正しい日本語
- 基本的なSEOスキル
- コミュニケーションスキル
- 文章の型
- 著作権の知識
一つずつ解説していきます。
正しい日本語
Webライターは正しい日本語を使って記事を書く必要があります。
間違った日本語では説得力がなく、読者のリーダビリティが下がるからです。
次のことに気をつけてみてください。
・表記の統一
・ら抜き言葉を使わない
・言葉の意味を正しく知る
・漢字の間違いに気をつける
表記の統一
文章の表記を統一させましょう。
表記揺れがあると文章が読みにくくなり、結果として読者の離脱につながるからです。
表記のゆれにはさまざまな種類がありますが、次のようなことに気をつけるとよいでしょう。
「ですます調」と「である調」
文末の表現が変わることです。
文の前半は「これは、みかんです」と書かれているのに、途中から「りんごの皮は赤いのだ」となると、読み手としては???となります。
クライアントから文末表現の指示がある場合が多いので、レギュレーションに従うようにしましょう。
数字の全角・半角
「1」と「1」は違うのがおわかりでしょうか。
「1」は全角、「1」は半角で書いています。
特にクライアントからの指示がない場合は、半角で書きます。
たまに「タイトルだけは1桁の場合だけ全角で」のようなレギュレーションもありますので、わからなければクライアントに確認をしましょう。
このように数字の書き方を統一すると、読みやすくなります。
漢字・ひらがな
漢字とひらがなも統一させた方が読みやすくなります。
例えば…
彼は「醤油をかけると憂鬱になるんだ」と言った。
私は「大丈夫。しょうゆをかけても、ソースの時ほどユウウツにはならないわ」と返事をした。
ずいぶんと読みにくくなりませんか?
「醤油」なのか「しょうゆ」なのか、「憂鬱」なのか「ユウウツ」なのか…。
なんで漢字がひらがなに変わっているの?なんか意味があるの?
と気になってしまい、読者は文章に集中できなくなります。
漢字とひらがなの表記も統一させて文章を書きましょう。
ら抜き言葉を使わない
ら抜き言葉とは「食べられる」を「食べれる」と書くなど、「ら」を省いた言葉のことです。
可能動詞と呼ばれ、「〜できる」という意味で使われます。
ら抜き言葉は友達同士の会話ならよいですが、ビジネスシーンやライティングの場では使わない方がよいでしょう。
この人は文法も知らないのか、と思われてしまうからです。
とはいえ、どんな動詞でも「られる」が着くわけではありません。
判断に困った場合は動詞のあとに「〜よう」と続けてみて、意味が通じれば「〜られる」となります。
「食べる」→「食べよう」→OK! 「食べられる」
「見る」→「見よう」→OK! 「見られる」
「飲む」→「飲よう?」→意味が通じない 「飲める」
ライティングでは正しい日本語を使う必要があります。
ら抜き言葉も日頃から意識して使うとよいでしょう
言葉の意味を正しく覚えて使う
言葉の意味を正しく覚えて文章を書きましょう。
思い込みで使っている場合が多いので、注意が必要です。
例えば「気がおけない間柄」はどんな関係だと思いますか?
答えは「気遣いすることなく、打ち解けられた間柄」です。
「話のさわり」は話のポイントや要点のことです。
話始めのことではありません。
日頃何気なく使っている言葉も、実は間違っているのかもしれません。
慣用句を使う時は本当にその意味で合っているのか、その都度調べるとよいでしょう。
漢字の間違いに気をつける
漢字の間違いに気をつけましょう。
言葉の意味と同じように、勘違いしたまま漢字を使ってしまうことが多いようです。
例えば次の漢字はどのように書きますか?
明日行くといったにもかかわらず、寝坊した
答えは「拘らず」です。
「関わらず」ではありません。
私もつい最近知りました…
自覚していないだけで、使い方を間違った漢字があるかもしれません。
不安な時は調べる。が基本です。
漢字をひらがなにすることを「開く」ひらがなを漢字にすることを「閉じる」と言います。
レギュレーションによりますが、文字を開いたり閉じたりする場合があるので、確認をしましょう。
漢字の間違いがあると、クライアントからの信用を失うことにもつながります。
校正チェックなどで、間違いがないか確認するクセをつけましょう。
オススメの校正チェックツールはこちらもご覧ください。
コミュニケーションスキル
ライティングを仕事とするなら、コミュニケーションスキルは必須です。
ライティングはパソコンを使って文字を書くという仕事ですが、そこには人と人とのやりとりが不可欠だからです。
パソコンの向こうには人がいるよ!
いくらライティング能力があっても、返信に1週間もかかったり、フィードバックを受け入れられなかったりするようなライターは必要とされません。
直接人と合うことは少ないのですが、人との関わりはあります。
実際にあるクライアントに聞いたところ、ライターを採用する上で重視することは、その人が信頼できるかどうか。だそうです。
もちろんクライアントによりますが、人との繋がりが必要な仕事ですので、コミュニケーションスキルは必要と言えます。
文章の型
ライティングをする上で文章の型を覚えておくとよみやすく論理的な文章が掛けます。
よく使われるPREP法とSDS法を紹介します。
覚えておいて損はないですよ!
PREP法
PREP法とは結論を最初に述べて、あとから理由と具体例を付け加える文章の型です。
【例文】
P (Point) 結論
新しく家を買ったんだ。
R (Reason) 理由
子どもが生まれたからね。
E (Example) 具体例
マンションだと音が響いてしまうけど、一軒家なら多少の音を立てても安心だよ。
P (Point) 結論
今の家を買ってよかったよ。
最初に結論をいうことで、読者は話の内容を理解します。
続いてその理由を付け加えることで、説得力が増します。
具体例を述べることで、根拠をさらに裏付けます。
最後にもう一度結論を述べます。
シンプルながらも、説得力がある文章に仕上がるので、基本中の基本であるPREP法を使って文章を書くことをおすすめします。
SDS法
主張を伝えたいときに使われる文章の型です。
【例文】
S (Summary) 概要
明日は遊園地へ行きたい。
D (Details) 詳細
春の割引キャンペーンで、入場料が半額になるの。
S (Summary) 概要
半額になることは滅多にないから、絶対に遊園地へ行きたいわ。
テレビのニュース番組などでもよく使われる基本的な文章の型のことです。
PREP方が使えない場合や、人やものを紹介する時に使います。
同じ内容を3回繰り返すことで、相手に記憶されやすくなります。
著作権の知識
著作権のルールを知っておきましょう。
ライティングをしていると、文章の裏付けのために他人が書いた文章を引用、参照をすることがあります。
著作権に抵触するような記事の書き方をすると、記事がさし止めになるだけではなく、法律に違反することになるので注意が必要です。
わかりやすく説明しているサイトもたくさんあるので、一度目を通しておいたほうがよいでしょう。
webライティングの勉強方法
ここからは勉強方法を紹介します。
- 本を読む
- ブログを読む
- 発注側に立つ
- 実践する
【独学】本を読む
本を読んで勉強する方法です。
文章の書き方や、SEOについてなどさまざまなライティングの本が出版されています。
私が実際に読んでためになった!と感じたおすすめの本を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
Webライティングをストーリー仕立てで勉強できます。
網羅性が高く、この1冊があれば初心者はWebライティングの基礎が学べます。
著者は「ウェブライダー」の松尾茂起さん。
「ウェブライダー」とはWebマーケティングのコンサルティングやコンテンツの制作を行う会社。
実績のある会社の代表取締役である松尾さんの本は、内容が濃く網羅性がすごい!
分厚い本なので寝転びながら読めませんが、Webライティングとはなんぞやを学ぶのにぴったりの1冊です。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
この本は文章力を具体的に学べます。
Webライティングは読みやすさが一番。
独特な言い回しは必要ないのです。
そのために必要な具体的な書き方がいくつも紹介されています。
小説や詩を書きたい人にとっては退屈と感じるかもしれませんが、「わかりやすい文章」を書くために知っておくべき知識が詰まっています。
ブロガーさんの書くブログを読む
人の書いた文章をお手本にする方法です。
人気ブロガーさんの書く文章は読みやすいものが多い。
可読性が高いからですね。
どんなターゲットにしているのか、文章の構成は、装飾はなどいろんな視点で見てみてください。
盗めるワザは(コピペは厳禁ですよ!)盗んで、Webライティングのスキルを上げていきましょう。
発注してみる
一度発注側に立ってみるとよいでしょう。
クライアントは何を求めているのか、実感できるからです。
発注する商品は、文章でなくても構いません。
SNSやクラウドソーシングに使うアイコンでもいいでしょう。
ココナラなら無料登録すれば、簡単に依頼ができます。
一度クライアント側に立つと、ワーカーがどんな対応をしたらいい印象を与えるのか、お礼の文でも自分とは違うやり方を学べます。
実践する
実際にwebライターとして働いて学んで行く方法です。
今はクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスが数多くあります。
習うより慣れよという言葉がありますが、webライターにも当てはまる言葉だと思っています。
いいクライアントに当たると、良質なフィードバックをもらえます。
フィードバックとは校正のようなもので、文章の間違いを指摘することです。
どこがいけなかったのか、間違っていたのかを教えてもらえるのです。
読みやすい記事作成のために、FBは欠かせません。
本やブログを読むだけでは、客観的に文章を推敲するのが難しいもの。
実際にwebライターとして働くことで、自分の描く文章を添削してもらえます。
まとめ|勉強しながら仕事を受注していこう
今回は初心者Webライターさんに必須のスキルや勉強方法について紹介をしました。
想像以上に身につけなくてはいけない知識があって、驚きましたか?
Weライターになるのはだれにでもできます。
でも続けるのは別の話。
勉強をしないと続けてはいけないお仕事なのです。
今回の記事があなたのお役に立てたなら幸いです。
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